Youは神仏に「死すべし」と言われたことがあるか…!
1記事目に綴った證菩提寺の後に立ち寄った、鎌倉でのエピソードを少し。
その日、私には行きたい場所があった。鶴岡八幡宮である。なぜ鶴八か。おみくじである。年始に引いた、おみくじに理由があるのである。皆様におかれましては、おみくじのコメントに衝撃を受けたことはございますでしょうか。わたしは二度ほどあります。一度目は、悩み多き三十路前後の時代に、気まぐれで引いた浅草寺の凶のおみくじ。浅草寺は凶が4割、なんていわれているので、凶自体にはそう驚くことはなかったのですが…そこに添えられていたのが「フラフラするな」の一言。フラフラするなって…おみくじの文言でそんなんあるのかよ…!
そして、二度目が、今年の正月、深大寺にて引いた凶みくじ。そこに書かれていた一言。
「十中七八死すべし」
死ぬの…?
新年のめでたい折にこの仕打ち…(五七五)
死すべし、って野獣以外に使ってもいいの…(「野獣死すべし」参照)
いやいや、いうても「べし」って推量で断定じゃないし!
…とか気を取り直せるはずもなく。
たかがおみくじとはいえ、そう信心深いわけでなくても、これはちょっと…気分良くなかろ…!!!そして、同じく並んで書かれていた文言が、
「八幡に祈りてよし」
だったもんですから、冒頭に戻る。
(「恐怖訴求」というワードが頭をかすめつつも)ゲンは担いでナンボじゃろ!
横浜エリアの八幡さんと行ったら、もう鶴八さんへGO!以外の選択肢はないな、ということで婦人連に付き合っていただき参拝してきた次第です。
そして、参拝後のわたしの視界に入り込んできたのが、おみくじ。再び。「仕切り直して引いたおみくじが凶だった場合のダメージ」について、一瞬、思いを巡らしたものの、気分を改めたい気持ちが勝ってアゲインすることに。
鶴八さんオリジナルのおみくじは「鳩みくじ」。おみくじには、もれなくかわいらしい鳩のお守りがついてくるという。鳩チャームは全7色。持ち歩くことを考えると色を選びたいところだが…
「推しの色を引いたらいいよ」
わたしの横に立つ友人・ニャンピョウは、まっすぐな瞳で静かに、でも力強くそう言った。そう言ったんだ…
推しの色を引け!(風の歌を聴け、風に)
アイドルにご興味のない方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、アイドル文化には、古来よりイメージカラーというものがございます。ライブやコンサートでは、自分が推すメンバー色のサイリウムやグッズを持つことで、ステージに立つアイドルちゃんと客席のファンは、互いにコミュニケーションをとることができるわけですね。
よくよく考えると、あんなに色自体が意味を持つシーンって、冠婚葬祭かアイドル現場かしかないかもしれないんじゃないかとも思う。なんの気なしに、その日の気分で黄色いTシャツを着た人間が、ももクロちゃんを観に行けば「玉井ちゃん推し」、Negiccoちゃんのライブに行けば「Nao☆ちゃん(祝結婚 ! )推し」、関ジャニ現場に行けば「錦戸さん推し」、立ち返ってキャンディーズ(!)であれば「ミキちゃん推し」とみなされるという…。アイドルのコンサートに足を運ぶようになって、すごく面白いなと思った現象の一つです。
というわけで、わたしは2013年の紅白あたりから好感を持ち出して以来、関ジャニ∞というグループを特に贔屓にしていまして。引きましたよ、青色を。健やかに、のびのびと生きていってほしいヤス(安田章大)…!
「だんだん叶えられて案外早い」
案外早い…!ありがとう!八幡の神と我が推しよ!
というわけで、2019年、全ては気の持ちようですがぼちぼち後半戦。飛ばしていくよ!